スキレットのサビ・コゲ対処法!錆の落とし方・取り方から対策・予防法も解説!
鋳鉄製のスキレットはサビやすく、焦げ付きやすいデメリットがありますが、お手入れ次第では一生モノになりますし、サビや焦げは対策することができます。今回は、万が一スキレットがサビ・焦げ付いた場合の錆落としと焦げ落としの対処法をご紹介致します。
目次
スキレットのサビ取り・焦げ落としは可能!
スキレットのサビや焦げ…諦めていませんか?スキレットは使えば使うほど、使い勝手がよくなり、愛着が湧いてくる調理器具です。今回ご紹介するのは、身の回りにあるものでスキレットのサビを取り除くことができる対処方法です。調理後、スキレットをそのままにしてしまうことも多いと思いますが、長持ちさせるにはきちんとしたとした手入れでサビを防ぐことが必要です。
スキレット以外でも鉄製の鍋類であれば、今回ご紹介するサビ取り、焦げ落としの方法が同じように簡単に使えます。鉄製品はサビがつきやすいので、水分がついたまま保存しないことがポイントです。この記事の対策内容を参考にして、ぜひチャレンジしてみてください。
スキレットのサビや焦げを取る4つの対処法!
これから紹介する対処法を読むと驚かれると思いますが、スキレットのサビや焦げは、身の回りにある簡単なものを使うことで簡単に取ることができるのです。紹介する4つの対策でほとんどが新品のような輝きと表面状態に戻ります。これからはしっかりお手入れをして、スキレットの美しさを維持してください。
お湯とたわしでこする
スキレットは見た目以上にデリケートです。鋳鉄の鍋製品に必ず言われている「洗剤を使わないでください」というのが注意点です。また表面を覆っている油膜が取れてしまうので、削り落としたりしないように気をつけましょう。削られた鉄の表面からはサビがつきやすい状態となります。まずお湯でスキレットに付いたサビや焦げを浮かしてから、たわしでこすって取ってください。
加熱しながら塩を刷り込む
お湯とたわしで落ちなかったサビや焦げは乾いたスキレットにひとつまみの塩を入れて加熱しながら、塩を強く擦り込んでください。鋳鉄製のスキレットであれば10秒くらいで、だいたいのサビや焦げが落ちるはずです。厚手の布やじゃがいもで、すりこんでも大丈夫です。円を描くようにこするのがコツです。
重曹を入れた水を沸騰させて浮かす
こびりついたサビや焦げは、重曹を入れた水を沸騰させて浮かせて、亀の子たわしで取りましょう。もしもサビや焦げが炭化しない場合は、スキレットを空焚きし、一旦冷ましてから再度重曹と水を使って亀の子たわしで洗いましょう。サビや焦げが落ちたらお湯で流してスキレットが乾いてきたら、全体に薄く食用油を塗って弱火で約5分間加熱して皮膜を安定させて完了です。
最近、重曹を使った清掃は、環境に優しいナチュラルクリーニングとも言われ人気があります。スキレットのような鋳鉄製品には、重曹の粒子が細かいので傷をつけずにサビや焦げをこすることができるのでピッタリです。重曹は水と混ざるとよく発泡するので、柔らかくなったサビや焦げを簡単に落とすことができるのです。
クレンザーを使ってサビを削ぎ落とす
サビが取りにくい場合は、まずはスキレットに水を沸騰させて、手で触れるくらいまで冷めてからお湯を使って亀の子たわしで洗います。これを何度か繰り返してみましょう。
スキレットにこびりついたサビがどうしても取りにくい場合は水から沸騰させて、手でさわれるくらいまで冷めたら、お湯を使って丁寧に金たわしで繰り返し洗いましょう。くれぐれも力を入れすぎないように気をつけてください。スキレットの表面が金たわしで傷つくとサビの原因になってしまいます。
さらにサビがこびりついている場合は、あら熱を取ってから、金たわしとクレンザーでサビを擦ります。お湯で洗い落としてからスキレットを中火で空焚きします。乾燥後、冷めたスキレットの全体に薄く食用油を塗って、白い煙が出なくなるまで空焚きします。
スキレットが冷めたら、多めの食用油と野菜くずを少し焦げるくらいまで炒めてください。最後に野菜くずを炒めるのは、スキレットに鉄臭さが残るのを防ぐ対策のためです。また余分な油もしっかりと拭き取ってください。
なお 、クレンザーや金たわしなど研磨の効果が強いもので洗うのは、サビがひどい場合の対処に限ります。本来は金たわしで強くこすると、スキレットの表面を削ってしまうことにもなるので、サビの原因になります。普段は金たわしは使わずに、亀の子たわしを使いましょう。
スキレットのサビや焦げを落とした後の錆対策
スキレットに付いたサビや焦げが落ちたからといって、鋳鉄製なのでそのまま保管をしておくと、またサビがついてしまいます。紹介した対策をしっかり行うことで長期間経っても、再びスキレットを錆のない状態で使うことができます。
油を薄く塗って加熱
サビや焦げを落とした後は、火を止めてスキレット冷ました後に、まずお湯を使って亀の子たわしで洗いましょう。そしてもう一度、スキレットの裏も取っ手も錆防止のために全体に薄く植物油を塗ってから、5分ほど弱火で加熱します。
余分な油を拭き取って冷まして保管
スキレットの加熱が終わった後、冷ましてから余分な油を拭き取りましょう。そしてスキレットを新聞紙などに包んで保管します。新聞紙は余分な水分を吸収してくれるので、サビの防止対策になります。
スキレットにしてはいけないこと
スキレットは想像以上にデリケートな調理器具です。鋳鉄製はそもそも錆の原因である水分に弱く、油断するとすぐにサビがついてしまいます。ついつい普段使っている鍋類と同じような、簡単な手入れで済ませないで「スキレットにしてはいけないこと」を守って、しっかりサビ対策などのメンテナンスをしてください。
洗剤で洗う
スキレットを洗剤で洗わないでください!なぜなら、表面を覆っている油膜が落ちてしまい、サビの原因になるからです。スキレットは水洗いが基本であることを忘れずに!必ずスキレットの温度が冷めてから水洗い後、水分をよく拭いて乾燥している状態で植物油を塗って、サビ対策をしてください。
熱い状態での水洗い
スキレットを加熱した後に、水で急冷するとスキレットが割れてしまうので注意してください。 水洗いする際は、必ず冷めてから行うか、どうしても早く洗いたい場合は、熱いお湯で洗うようにしてください。
鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットの特徴として、熱した状態で冷水をかけるなどの急冷却や、ぶつけるような強い衝撃を与えると割れたり、ヒビが入ることがある点を忘れないでください。
こすりすぎるのもNG
スキレットにいくら焦げがこびり付いていたとしても、こすりすぎるのはNGです!なぜなら表面を傷つけてしまうと、そこからサビがつきはじめます。少しの錆でも、さらに水分を吸収して増えていくので注意してください。普通にこすっても落ちない場合は、必ずお湯で洗うか、水を沸かしてサビや焦げを柔らかくしてから落としてください。
手入れするときの油に食塩が含まれているものはNG
スキレットをお手入れする際に使う油については注意が必要です。なぜなら、食用油の中には錆がつきやすくなる食塩を含んでいるものがあるからです。長期間保存する際にもサビの原因になりますので、食塩入りの油は使わないでください。
スキレットのサビには日々の努力が必要
丈夫そうな鋳鉄製のスキレットですが、ほんの少しお手入れをサボるだけで、サビやすいデリケートな調理器具だということを忘れてはいけません。愛着をもってメンテナンスしてあげれば、一般的な表面コート処理されたフライパンよりも長持ちしてくれます。手をかけるほどに調理のパワーを見せてくれるスキレットのメンテナンスの対処は大変ですが、しっかり行いましょう。
この記事のライター
タッキー
釣りと旅行、グルメが大好きな食いしん坊のアラフィフ男性です(^^)♪