ダッチオーブンの人気おすすめ11選!サイズやメーカーの比較から選び方も解説!
ダッチオーブンは素材の旨みを活かして、ありとあらゆる調理ができる万能鍋として人気があります。今やキャンプやバーベキューなどのアウトドアには必需品の調理アイテムです。今回はダッチオーブンの選び方やメーカー別の特徴、おすすめの商品などをご紹介します。
目次
ダッチオーブンは見た目でも機能でも人気な調理器具
アウトドアで料理を振る舞う男性の姿ってかっこいいですよね。こだわりのダッチオーブンを使いこなして、仲間や彼女の前で振る舞うだけではなくて、最近では家庭でも日々の料理に使う人も増えています。SNSでも写真投稿が多く、人気が出てきています。
「焼く・煮る・蒸す」など様々な調理をダッチオーブンひとつあれば出来てしまうので、アウトドアには必需品のおすすめ万能調理アイテムです。
ダッチオーブンとは「鍋」の一種
ダッチオーブンはアメリカの開拓時代に生まれた伝統的な調理器具です。分厚い金属製の鍋で、平らなフタの部分に炭火を乗せられる構造をしています。普通の鍋とは比較にならないほど厚みがあるので内部の熱を逃がさず、じっくり食材に火を通して、旨みを引き出すことができます。
焼く・煮る・燻す・揚げる・蒸すなど調理方法が豊富
ダッチオーブンは、蓋の上においた炭火と下からの火で、オーブンのような加熱ができる万能鍋です。「焼く・煮る・揚げる・蒸す」と、料理の幅が広がります。例えば、ローストチキンやピザやパンなどの調理にもおすすめです。またダッチオーブンに底網を敷けば燻製も作れます。
またフタが重く密閉性が高いので、圧力鍋と同じような構造になり、水を加えなくても食材から出た水分だけで蒸し焼きにする無水調理まで出来ます。
ダッチオーブンの調理に欠かせないアイテム
ダッチオーブンを使う上で、欠かせないアクセサリが「底網・鍋敷き・耐熱グローブ・リフター」です。初心者の方でも安心してダッチオーブン料理ができるようにまとめてみました。
底網
底網は焦付きをなるべく抑えるために使います。ダッチオーブンには最初から底網が付いている場合が多いですが、もし無ければ底網が必要な料理もたくさんあるので持っておきましょう。
底網は「ロストル」とも呼ばれ、食材を焦がさないように網を下に敷いて加熱したり、燻製や蒸す調理にも網は使われることが多いです。底網は種類が多いので、しっかり網のサイズと鍋の内径をしっかり合わせてサイズを比較して底網は選んでください。
鍋敷き
加熱したダッチオーブンをテーブルなどに直接置くと焦げてしまう可能性があります。最近はステンレス製の鍋敷きが百円均一ショップでも売っているようなので、準備しておきましょう。
鍋敷きとは形状が異なりますが、ダッチスタンドというアイテムもダッチオーブンを敷くのにおすすめです。
耐熱グローブ
ダッチオーブンを取り扱う時には、耐熱グローブは必需品です。大きさや硬さによって掴みやすさが変わってくるので、できれば試着して何種類かを比較した後に購入したほうが良いでしょう。もしも耐熱グローブがなければ鍋つかみでも代用できます。
リフター
高温になったフタを開ける時には、火傷防止のためにリフターを使いましょう。耐熱グローブがあればとくに必要ありませんが、焚き火でダッチオーブンを熱している場合や、水蒸気が噴き出す場合は持ち手が長いリフターを使うことをおすすめします。
ダッチオーブンの選び方
ダッチオーブン初心者の方は、初めて買うときにどれを選ぼうか悩んでしまうかと思います。種類が多い中で、何を基準にダッチオーブンを選べばいいかを「メーカー別、鍋の素材別、サイズ別」に比較するポイントをまとめました。
メーカー別で比較してみる
アウトドアが流行っているなかで、色々なメーカーがダッチオーブンを販売しています。種類が多いので、選ぶ際にはメーカーの特徴をとらえることも大事です。人気のブランドのおすすめ商品を比較して検討しましょう。
鍋の素材で比較してみる
ダッチオーブンの素材は、大きく分けて鋳鉄製とステンレス製の2種類に分けられます。鋳鉄製は初めての使用前にシーズニングという熱と油にならす作業が必要ですが、しっかりメンテナンスすることでサビにくく長持ちさせることができる人気の素材です。
ステンレス製はメンテナンスが楽でシーズニングもいらず、IHクッキングヒーターにも使えます。鍋の素材をこだわると、驚くほど料理が美味しくなるので、ぜひ素材ごとのメリット・デメリットを比較して、自分にあったダッチオーブンを選んでください。
サイズ別で比較してみる
市販のダッチオーブンのサイズは一般的に「8、10、12インチ」の3種類です。センチに置き換えると順に「20、25、31センチ」となります。少人数で気軽に使えるのは8インチ、10インチは4人程度でアウトドア以外の家庭での調理にもぴったりサイズ。12インチは大人数向けで、ピザやローストチキン等の大きめの食材を入れる際に選ばれます。
ダッチオーブンのメーカー別の特徴
ここでは、初めてダッチオーブンを選ぶ際に役立つ「メーカー別の特徴」をご紹介したいと思います。たくさんのメーカーから色んな商品が販売されていますので、各社比較しながら購入する際の参考にされてください。
キャストアイアンと言えばロッジ【LODGE】
ダッチオーブンの老舗メーカーロッジがこだわっているキャストアイアンとは鋳鉄のこと。ロッジのキャストアイアン製品の種類は150ともいわれ、品種の豊富さと創業120年の歴史で培われた技術に魅了されたファンが多く、アメリカでは人気No1のダッチオーブンメーカーです。初めて使う際もシーズニング済みですぐに使えます。
アウトドア総合ショップのユニフレーム【UNIFLAME】
ユニフレームは新潟県にあるアウトドア用品のメーカーです。ユニフレーム製のダッチオーブンの特徴は素材が黒皮鉄板だということ。鋳鉄とは違ってサビにくく、使用後も家庭用洗剤が使えます。機能性にこだわる姿勢、デザインの良さにファンも多く、アウトドア用品はユニフレームで揃える人も多いほど人気のメーカーです。
火力にこだわるソト(SOTO)4【新富士】
ソトは愛知県蒲郡にあるステンレス製ダッチオーブンの国内メーカーです。もともとは工業用のバーナーを製造していたので、火力にこだわりがあります。素材は一般のものと比較しても分厚い4mmのステンレスを使っており温度変化に強く、耐衝撃性もあるのでおすすめです。
大手アウトドアメーカーのスノーピーク【SNOWPEAK】
スノーピークは新潟県三条市に本社がある大手アウトドアメーカー。鋳鉄なのに軽量という業界では画期的な「和鉄ダッチオーブン」を独自開発しました。持ち運びが楽でシーズニング不要なので海外でも人気です!素材はダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)で使用後に洗剤なしでタワシで簡単に汚れを洗い流せます。
スノーピークの「自分たちもユーザー」という会社の姿勢からも、お客様目線で便利で使いやすいものを提供したいという思いが感じられ、人気の理由がわかるメーカーです。
使いやすさにこだわるロゴス【LOGOS】
ロゴスはファミリー向けの商品をメインに扱うアウトドアメーカーです。ロゴスといえばテントが有名ですが、機能性とデザイン性が人気のダッチオーブンを販売するメーカーでもあります。素材は鋳鉄ですが、シーズニング済みですぐに使え、IHにも対応、リーズナブルと家庭でも使いやすいダッチオーブンを製作しています。
アウトドアファッションブランドのチャムス【CHUMS】
チャムスはアメリカのアウトドアファッションブランドです。遊び心があふれたキャンプ用品が充実していますが、ダッチオーブンもチャムスならではのカラフルでおしゃれな特徴があります。可愛いデザインのフタに、ロゴ入りのケースが付いて、シーズニング不要の鋳鉄製ダッチオーブンがオシャレで人気です。
また素材が鋳鉄の表面にホーロー加工されているカラフルなダッチオーブンも販売されていて、汚れにくくて洗うのも楽で、そのままテーブルに出せる手軽さもおすすめです。
ダッチオーブンの素材別の特徴
ダッチオーブンは素材によって使い方や長所・短所が大きく変化します。購入前に必ず知っておくべきポイントなので、抑えておきましょう。
鋳鉄製
鋳鉄は型に鉄を流して作られますが、その重さと分厚さからダッチオーブンの定番素材として人気です。サビやすいので、シーズニングという油をなじませる処理を最初に使う時と、メンテナンスに行います。少々面倒かと思いますが、この処理のおかげで長年使い続けることができ、黒いツヤも魅力に思えて深い愛着がわいてきます。
黒皮鉄板製
黒皮鉄板というのは鋳鉄とは異なり、鉄の表面にサビにくくする黒皮の膜がついているので、使用後も家庭用洗剤が使えるのが特徴です。一般の鋳鉄製ダッチオーブンは洗剤が使えないものが多いので、手入れがとても簡単でおすすめです。
ステンレス製
ステンレスは熱伝導性が低いので油などは温度が上がりにくいですが、冷めにくく保温性がよいです。値段は少々高くても、よいものを長く使いたい方にはおすすめなのがステンレスのダッチオーブンです。洗剤も使えるので手入れが簡単、シーズニングが不要など、多くのメリットがあります。
カーボン製
カーボン製のダッチオーブンの特徴は何といっても、「遠赤外線放射率」が最大であること。材料の旨みを引き出すには最適なのですが、素材の軽さがフタの密着度を下げてしまうので、鋳鉄とカーボンの組み合わせでフタが作られています。使用後、洗う際には分解しないといけないので少々面倒ですが、ダッチオーブン本体が軽いので持ち運びに楽です。
ダクタイル鋳鉄製
ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)は、鋳鉄の重さというデメリットを調理の質を落とさずに軽量化すべく、スノーピークスが開発した素材です。「和鉄ダッチオーブン」とも言われるその素材は、シーズニングという使用前のならし作業をする必要がなく、耐熱シリコン塗装のおかげで焦げ付くことがありません。
おすすめダッチオーブン11選
種類も多く、いろんなメーカーから販売されているダッチオーブンですが、ここではおすすめダッチオーブン11選を紹介していきます。商品の特徴やポイントも解説しますので、購入の際は比較の参考にされてください。
ロッジ(LODGE)ロジック キャンプオーブン 12インチ Deep
キャンプ用の脚付き鋳鉄製ダッチオーブンで、サイズは12インチなので3〜4人向けです。一般的な12インチよりも少し深めなので、丸鶏をローストする際もフタに当たって焦げることがありません。フタには炭をのせられるフチが付いているので、デザートやローストビーフの上火調節もできます。サイズは内径30cm、深さ13cm、重量10.2kgです。
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン 8インチ ST-908
オールステンレス製で、とても軽いので家庭のキッチンでも使いやすいダッチオーブンです。サビにくく、衝撃にも強いのが特徴。ガスコンロ、IH調理器でも使え、手入れも簡単ですよ。フタの取っ手は十字型になっており、開け閉めがしやすい構造です。サイズは内径20.6cm、深さ9cm、重量3.5kgです。
ロゴス(LOGOS) SLダッチオーブン
脚がないのでIH調理器や家庭のガスコンロにも使えるダッチオーブンです。シーズニング不要ですぐに使えます。ロゴが入ったオシャレな専用キャリーバッグが付いています。別売りのオプション品を揃えることで囲炉裏スタイルでも楽しめます。サイズは内径23.7cm、深さ10.5cm、重量5.5kg(10インチ品)
チャムス(CHUMS) ダッチオーブン CH62-1217
フタにブービーバードの足跡マークがついた鋳鉄製ダッチオーブンです。3本脚が付いているのでキャンプの焚き火にもいやすいですよ。フタが平らで炭をのせられるので上下から加熱できます。サビやすいのでメンテナンスをしっかりすれば、長持ちして愛着も湧いてきます!なおIH調理器には対応していません。サイズは内径24.4cm、深さ13cm、重量7kgです。
スノーピーク和鉄ダッチオーブン26
薄くて軽いダグタイル鋳鉄製の「和鉄ダッチオーブン」で、一番薄いところでわずか2.75mm、普通のダッチオーブンが5mm程度の薄さですが、それでいて耐衝撃性も調理の性能も一般的な鋳鉄製ダッチオーブンと変わりません。スキレットと呼ばれる鋳鉄製フライパンもセットになったおすすめ商品です。サイズは内径26.8cm、深さ12cm、重量4kg(スキレット除く)
UNIFLAMEの「SUPER DEEP」10インチ
熱伝導性に優れサビにも強い黒皮鉄板製のダッチオーブンです。フタが深くて平らなので、炭を並べて置いても安定しています。また衝撃にも強く、急加熱・急冷却にも割れることがありません。取っ手が上でクロスする構造なので、重くても持ち上げやすいです。サイズは内径26cm、深さ11cm、重量5.8kgです。
ソト(新富士バーナー) ステンレスダッチオーブン12インチ
軽くて衝撃にも強いステンレス製のダッチオーブンです。シーズニングもサビ防止の油も不要なので、家庭用の鍋とメンテナンスは変わらない手軽さが人気です。また余った料理もそのまま保管でき、温め直しもできます。とにかく手間をかけたくない人にはおすすめのダッチオーブンです。サイズは内径30.6cm、深さ13cm、重量7kgです。
ロッジ(LODGE)キッチンオーヴン10 1/4インチ
キッチンでも使えるIH調理器具対応の鋳鉄製ダッチオーブンです。フタは深くてフライパンとして使え、同じメーカーのスキレットと共用できます。シーズニング済みで、表面には長年使い込んだようなコーティングがされており、見た目にも素敵な商品です。サイズは内径26cm、深さ10cm、重量6.1kgです。
ペトロマックス(Petromax) ダッチオーブン
ドイツのランタンメーカーペトロマックスのコンパクトな6インチ鋳鉄製ダッチオーブンです。持ち運びにも便利な大きさなので一人キャンプ用や2台目ダッチオーブンとしても向いています。この6インチ品は脚がない構造をしており、家庭のキッチンでも使えます。サイズは内径18cm、深さ11.5cm、重量2.95kg(型番:ft1t)です。
コールマン(Coleman) ダッチオーブン10インチ
アウトドア用品で人気のブランドであるコールマンの鋳鉄製ダッチオーブンです。植物性のオイルで仕上げられているのでシーズニング不要で、すぐに使えます。専用ケースとリフターが付いているのも嬉しいですね。10インチなのでファミリーキャンプにおすすめです。サイズは内径23.5cm、深さ11cm、重量6kgです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブンビギナーセット
初心者向けにダッチオーブン調理に必要なものが全てセットになっているキャプテンスタッグのダッチオーブンビギナーセットは、本体の他にリフターやオーブンスタンド、収納バッグ、グローブ、ダッチオーブン料理本まで付いているので、初めてでもダッチオーブン料理が作れるので人気のセット商品です。(底網は付いていません)サイズは外径26cm、深さ12.8cm、重量7kgです。
ダッチオーブンはアウトドアを楽しむには必須!
これまでダッチオーブンの選び方、メーカー別、素材別の特徴、おすすめ商品などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?「ダッチオーブンは重くて使いにくい」や「錆びやすくて手入れが面倒」というようなイメージが一変するような様々な種類のダッチオーブンが販売されていますので、記事を参考にして、あなたにピッタリのものを比較して探してみてください!
ダッチオーブンはアウトドア料理をもっと楽しくさせる調理器具です。オーブンがない家庭では作れなかったような丸鶏のローストなどのアウトドアメニューにもチャレンジして、ダッチオーブンで作るワクワク感や、こだわりの雰囲気も味わってみてくださいね。
この記事のライター
タッキー
釣りと旅行、グルメが大好きな食いしん坊のアラフィフ男性です(^^)♪