ダッチオーブンで無水トマトカレーを作ろう!キャンプで作れるレシピを紹介!
キャンプの定番料理といえばカレー、そしてキャンプの調理器具といえばダッチオーブン。今回はダッチオーブンで作る、話題の無水トマトカレーのレシピと作り方を紹介します。大自然で食す絶品カレーはキャンプを最高の思い出にしてくれること間違いなしです。
目次
ダッチオーブンで作る無水トマトカレーは絶品
大人から子供まで大好きなカレーですが、カレーのレシピはご家庭により色々あると思います。野菜中心のカレー、肉を一度焼いてから旨味を閉じ込めて煮込むカレー、市販のカレーのルーを使わずスパイスを炒めて作るカレー。ご家庭の数だけカレーのレシピがあると言っても過言ではありません。
今回は、そんなたくさんあるカレーのレシピの中から、ダッチオーブンで作る無水カレーの美味しさや、実はとても簡単にできるレシピであるということをご紹介します。トマトの酸味や食感が苦手というお子様にも好評な料理ですので、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか?
水を入れないから野菜の旨味が強い
無水トマトカレーの魅力は、水を使わずにカレーを仕上げるというところにあり、野菜の水分だけでカレーを作るので、カレーに野菜の甘味や旨味が全て抽出されるというところにあります。特にトマトや玉ねぎなどの野菜は、熱を加えると甘みが増すという特徴がありますので、お子様に人気なカレーというのも納得です。
野菜の甘味に加えて、野菜の旨味も増す無水トマトカレーは、市販のカレールーだけでは出せないコクと味の奥深さも増しますので、大人の肥えた舌も納得させるポテンシャルも持っています。水を使わず作る料理ですので、水の使用が限られることもあるキャンプ先での料理には特におすすめできる料理です。
簡単に作れてキャンプ初心者にもおすすめ
無水トマトカレーはキャンプ料理におすすめであるとお伝えしましたが、これは、ダッチオーブンで調理することで簡単という事もおすすめの理由です。ダッチオーブンで作ることによって野菜の水分が外に逃げず、野菜の水分が野菜を煮込んでくれます。あとはカレールーを入れるだけですのでとても簡単です。
キャンプの限られた時間の多くを、調理時間に割かれるのはとても勿体ないです。調理は簡単にすませ、料理の煮込み時間などの間にコーヒーを飲んだり、家族や友達との団らんや、自然を満喫する時間に費やしましょう。
細かい作り方は後述いたしますが、野菜や肉の大きさはキャンプなどでは適当で構いません。適当にカットした野菜や肉は、不揃いであるがため食べにくいというデメリットも生じますが、それがまたキャンプのいい思い出になるという見方もあることでしょう。
ダッチオーブンで作る無水トマトカレーレシピ
それでは、ここからはダッチオーブンで作る無水トマトカレーの作り方について、更に詳しく説明していきましょう。
無水トマトカレーの材料
まずは材料です。トマト大4個、タマネギ中2個、鶏もも肉400g、ショウガ1/3個、ニンニク3片、カレールー半分、クミンシード適量、オリーブオイル少々です。これはご飯3合分に対しての量ですので、量は人数により調整してください。また、トマトはホールトマトでもいいですし、生姜とにんにくは市販のチューブタイプでも構いません。
無水トマトカレーの作り方
続いて無水トマトカレーの作り方について、詳しくご紹介いたします。
野菜を小さめに切る
レシピにある野菜を小さく切りましょう。これは煮込む時間を少なくするためで、野菜が大きすぎると中まで火が通らないことがありますので、野菜は小さくカットすることをおすすめいたします。もしお子様と一緒に包丁を使う時には、必ず大人の監視下でするようにしてください。
ニンニクとショウガをオリーブオイルで炒める
にんにくと生姜をおろし器ですりおろします。おろし器がない場合はみじん切りでも結構です。次にダッチオーブンを温めてオリーブオイルでクミンシードを炒めます。あまり強い火でクミンシードを炒めると苦味が出るので、弱火で油に香りを移すことを意識しながら炒めてください。そこににんにくと生姜を加えます。
お肉を表面の色が変わるまで炒める
にんにくと生姜を入れ軽く炒めたら鶏肉を投入します。鶏肉は表面の色が軽く変わる程度に炒めてください。この時、中まで火が通ってなくても、あとでじっくり40分程度煮込む工程がありますので大丈夫です。また、表面を軽く炒めることにより、肉の旨味を閉じ込める効果があります。
トマトや野菜類を入れて煮込む
次にトマトを入れて煮込みます。先程レシピの材料には書きませんでしたが、人参やじゃがいもなどのお好みの野菜を加えたい時はこのタイミングで入れてください。トマトを入れる時は、ヘラやお玉などで潰して入れると水分が出やすくなります。煮込む時間は約40分くらい煮込んでください。
カレールーを入れて煮込む
煮込みが進んで水分が出てきたら、カレーのルーを入れて更に10分程度煮込みましょう。これで無水トマトカレーは完成です。
ダッチオーブンで作るカレーが美味しい理由
今回ご紹介した無水トマトカレーは、一般的な鍋でも作ることは可能ですが、今回はダッチオーブンで作るカレーについて紹介させていただきました。ではなぜダッチオーブンで作る無水トマトカレーをご紹介させていただいたのかをご説明いたします。
ダッチオーブンが圧力鍋代わりになる
ダッチオーブンは、鍋に厚みがあるため鍋の中の温度が下がりにくく均一な温度で調理できるという利点があります。また水蒸気が逃げにくいという特性を活かし、煮込み料理というよりも蒸し料理に近い仕上がりになります。このことからダッチオーブンは、圧力鍋に近しい調理器具で、簡単に料理が美味しく仕上がるという訳です。
無水トマトカレーのおすすめアレンジ
続いて無水トマトカレーのアレンジレシピについてご紹介いたします。無水トマトカレーだけでも非常に美味しい料理ですが、他にもいろいろな食材を入れることにより、更に美味しさが増すものもたくさんあります。色んな食材を入れてご自分だけのオリジナルの無水トマトカレーを考案してみてはいかがでしょうか?
旨味も水分も多いキノコ類
無水トマトカレーのトマトの酸味が苦手という方は、キノコを入れてアレンジしても美味しく仕上がります。キノコは、しめじや舞茸、えのきなど、ご自分のお好きなキノコを入れて構いません。ダッチオーブンだからこそキノコから出せる水分は、旨味も香りも豊かで、カレーの味がより一層際立ちます。
香ばしいロースト野菜
無水トマトカレーに、ローストした野菜を入れるのも、おすすめできる調理方法です。野菜を煮込む前にローストすることで、野菜の旨みをギュッと閉じ込める効果がありますので、カレーを食べた時に具材の中から野菜の美味しさを楽しむことが出来ます。その時期の旬な野菜を入れるとより一層カレーが美味しくなります。
本格的なカレーになる香草類
日本のカレールーはとても美味しく作られていますが、香辛料を追加するだけでより一層本格的なカレーに仕上げることが出来ます。クミンやコリアンダーやガラムマサラ等の香辛料は、スーパー等で市販で売っていますので、仕上げに味見をしながら入れるのもオリジナルカレーを作る秘訣です。
ダッチオーブンで無水トマトカレーをお試しあれ!
無水トマトカレーをダッチオーブンで作るレシピについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?ダッチオーブンの魅力や、水を使わず簡単にカレーを作ることが出来て、なおかつ美味しいということが伝わっていただけたらとても嬉しいです。ぜひダッチオーブンで作る無水カレーに挑戦してみてください。